腰部脊柱管狭窄症の症例
S12年 女性(AKA類似治療後)
患者さんの来院時までの経過
もともと慢性的な腰痛があり、近くの整形外科では腰部脊柱管狭窄症と言われリハビリ、内服、湿布等の治療を受けたが良くならない為、受診するのをやめていた。痛みはあるものの、日常生活ができない程ではないので様子をみていたが、平成20年8月頃から腰から臀部にかけての腰痛が悪化。近くの接骨院でAKA類似治療を受けたがなかなかよくならず、平成21年8月頃からは左下腿にこむらがえりの様な症状が強く出るようになった。腰痛とこむら返りをなんとか治せないものかと思い、平成22年10月に当院に受診。
他院での診断 | 腰部脊柱管狭窄症 |
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他院での治療 | 鎮痛薬、血流改善薬等の薬物治療。AKA類似治療 |
来院時の症状 | 腰から臀部にかけての疼痛、 左下腿の突っ張り感、こむら返り(特に夜間に強い) |
来院後の経過、患者さんの自覚症状の経過
AKA-博田法初回 | 直後はなんとなく腰の痛みが軽いような感じがしますが、よくわかりません。 こむら返りも今は特に感じませんが、普段から夜にでるのでやっぱりわかりません。 |
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2回目 | 初めてやってから2週間近く腰の痛みは楽でした。 こむら返りの頻度も減っている感じがします。 |
6回目 | 腰の痛みは仕事で無理をしても痛みはでません。 時々だるくなる位です。 こむら返りも時々ありますが以前に比べて出なくなりました。 仕事が営業なのでよく歩きますが問題なく仕事できます。 |
現在 | AKA-博田法6回目位から腰痛はほとんどなくなり、こむら返りもほとんどなくなった。 仕事が忙しく時々症状が出るため、2-3カ月に1回の割合でAKA-博田法を受けている。 |
望クリニックでの診断
仙腸関節を主体とした関節の機能障害
考察
腰痛やこむら返りはAKA-博田法により楽になっていきました。このことから痛みの原因は仙腸関節を主とした関節の機能障害であったと考えられます。脊柱管狭窄症は痛みの原因ではないので脊柱管狭窄症に対する内服薬やリハビリを行っても効果がなかったのは当然であったと考えられます。
またAKA-博田法の類似治療には全く反応せず、当院でのAKA-博田法には反応し数回の治療でほとんど治っています。これは治療技術の差によるものと考えられます。
現在、AKA-博田法に類似した治療法はたくさんあるようですが、それらは玉石混交の状態です。手術が必要かどうかも含めた診断・治療がしっかりと出来る点において、AKA-博田法は画期的な治療法です。海外で、医師による徒手療法学会に唯一認められているのがAKA-博田法であるということもそれを裏付けるものではないでしょうか。
この患者さんのように他院でのAKAに全く反応せず、当院でAKA-博田法を受診し良くなることが多々あります。
もし、AKA-博田法以外のAKAを今まで受けたが何の反応もなかったという方、一度、当院でAKA-博田法を受けてみてはいかがでしょうか。